【良いこと悪いこと】博士、ドの子は誰?消えた同級生の謎とは?犯人考察ネタバレ

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話題の考察ミステリー、日テレ系ドラマ「良いこと悪いこと」がドラマ考察界隈で盛り上がりを見せています。

特に注目されているのが、SNSで拡散されたドラマ『良いこと悪いこと』番宣ポスターに記された暗号のような「ぼくたちはなかよしななにん」というメッセージ。第5話でちょんまげが覚えていた「博士」という人物。ドラマ回想シーンの時系列による違和感から出たもう一人の「ドの子」。この「7人目」、「博士」、「ドの子」とは誰なのか?一連の連続殺人事件の犯人なのか?

この記事では、ネットで飛び交う真犯人考察、この「7人目」、「博士」、「ドの子」はいったい誰なのか、殺されてしまった同級生や先生と犯人との間にどんな関係があったのか、その他の犯人候補たちの真相について深掘りします。

塗りつぶされた6人の謎や、主題歌「アゲハ蝶」の意味、ネタバレになるかもしれないドラマ最新話の展開予想、さらに、本作品は原作はありませんがコミカライズ版があり、その違いにも触れながら、独自に考察していきます。

この記事で分かること
  • 「7人目」、「博士」、「ドの子」の正体に関する考察
  • タイムカプセルと6人の関係性、狙われる理由
  • 殺された先生と意味深な犯人との関係
  • ターボー別人、兄弟・双子(入れ替わり)説
  • 今國、宇都美、東雲の不可解な行動と関係
  • キング妻役の女優の過去作品の意外な役からみる犯人側説
  • 謎のクラスメイトと園子以外の被害者「ドの子」の存在
  • ドラマ最終章の展開予想とコミカライズ版との違い

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目次

「良いこと悪いこと」原作はある?ネタバレ基本情報

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  • タイムカプセルと塗りつぶされた6人
  • 狙われた6人は誰?なぜ狙われる?
  • 夢の絵とアゲハ蝶が見立ての鍵か
  • 漫画版はどこで読める?お得情報

タイムカプセルと塗りつぶされた6人

物語は、主人公たちが小学校の同窓会で掘り起こしたタイムカプセルから始まります。そこから出てきた卒業アルバムには、ある6人の顔だけが黒く塗りつぶされていました。

この不気味なアルバムの発見をきっかけに、当時の同級生たちに次々と不審な事件が連鎖していきます。ドラマの考察界隈では、この「塗りつぶされた6人」こそが、一連の事件のメインターゲットであると見られています。

塗りつぶされていたのは、22年前に体育倉庫に閉じ込められた転校生の猿橋園子(新木優子)を、執拗にからかい続けた当時の仲良し6人グループのメンバーたちでした。この事実から、事件の動機が22年前のいじめへの復讐である可能性が強く示唆されています。

狙われた6人は誰?なぜ狙われる?

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黒く塗りつぶされ、実際に命を狙われているのは、以下の6人の同級生です。

役名(あだ名)俳優名第1〜4話の状況
武田(貧ちゃん)水川かたまり第1話で死亡(転落死)
桜井幹太(カンタロー)工藤阿須加第1話で狙われ命は取り留めるが、第4話で死亡(焼死)
中島笑美(ニコちゃん)松井玲奈第2話で死亡(トラックに突き飛ばされる)
小山(ターボー)森本慎太郎第3話で標的になる
羽立太輔(ちょんまげ)森優作第7話で標的となる
高木将(キング)間宮祥太朗主人公。6人グループの一人

彼らが狙われる理由は、前述の通り、22年前に猿橋園子に対して行ったいじめへの復讐である線が濃厚です。しかし、なぜ22年も経った「今」なのか、そして誰が「実行」しているのかが最大の謎となっています。

なぜ今?考察

考察勢の間では、「22年も経ってから復讐するのは不自然だ」という意見が多く出ています。このため、犯人は「タイムカプセルが開けられることを最近知った第三者」なのではないか、という説も有力視されています。

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夢の絵とアゲハ蝶が見立ての鍵か

第2話以降、この連続事件が単なる復讐ではなく、「見立て殺人」であることが明らかになってきました。その見立てに使われているのが、被害者たちが子どもの頃に描いた「夢の絵」と、童謡「森のくまさん」の替え歌です。

被害者たちは、森のくまさんの替え歌に出てくるあだ名の順番と、自分たちが描いた「夢の絵」の内容に沿った形で襲われています。

さらに、主題歌であるポルノグラフィティの「アゲハ蝶」も重要なヒントではないかと考察されています。

ドラマの最終章に入り、オープニング曲が歌の2番に替わりました。その2番にこそ、犯人の想いが込められているとも言われています。

「アゲハ蝶」の歌詞の「漆黒の羽」→卒業アルバムの黒塗り、蝶から連想する「サナギ→成虫」から復讐を抱き続けて成長する姿、復讐の完遂?といった比喩として機能しているのではないかとも言われています。

また、「夢で逢えるだけでよかったのに」や「愛されたいと願ってしまった」など届かぬ恋心を表現した部分が、主人公の園子への想いや、同性などへの叶うことのない恋愛感情を表しているのではないかと深読みする声も上がっています。

漫画版はどこで読める?お得情報

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このドラマ「良いこと悪いこと」には、原作となる漫画も小説もありません。ただ、眠ヰセン子氏による公式コミカライズ(分冊版)が存在します。ドラマの世界観を忠実に追いながら、登場人物の心理描写などをより深く掘り下げていると評判です。

漫画版は、ぶんか社のレーベル「よもんがクロメ」から電子書籍として配信されています。2025年10月24日から配信が開始され、現在は第1話から第3話までが各電子書店で読むことができます。

主な配信書店と価格情報

  • ebookjapan:初回会員登録で70%offクーポン×6回分がもらえてお得‼
  • コミックシーモア: 各話220円(税込)/200pt
  • まんが王国: 各話およそ37ページ表記
  • Kindle: 分冊版として配信中
  • BookLive!: 第1話が期間限定で0円になる施策(〜10/29まで等)が確認されています。
  • 公式「マンガよもんが」: 最新話の試し読みが可能です。

ドラマの考察に行き詰まったら、漫画版でヒントを探すのも一つの手です。

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「良いこと悪いこと」原作は無いが考察界隈で出たネタバレとは?

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  • 殺された大谷先生と犯人との関係は?
  • 犯人はターボー?別人、兄弟・双子(入れ替わり)説
  • 今國や東雲の怪しい伏線とは?
  • 警察の宇都見は犯人か誰かの協力者?
  • キングの妻役の意外な経歴から見る真犯人の候補説

殺された大谷先生と犯人との関係

第6話では、犯人候補として有力だった、元担任で現校長の大谷先生が殺されたことが分かりました。

大谷先生は、22年前に自分が受け持っていたクラスで起きた園子やもう一人いるとされる「ドの子」へのいじめに関する事実を知っていながら助けずに黙っていました。

そのせいで、犯人側に弱みを握られ、便利な「駒」としてタイムカプセルや卒業アルバムを指示されるままに掘り起こし、細工させられていたと思われています。

しかし、いじめの真相と犯人の計画の両方を知る危険な「証人」に変わってしまったため、口封じのために連続殺人の四人目の犠牲者となってしまいました。

大谷先生は、犯人と思われる電話の(のちに連れて行かれる黒塗りの車に乗車していた)相手に対して、終始敬語を使い、会釈をするなどの行為から、相手はかなり地位が高く権力があるか、教え子の保護者か関係者と想像できます。このことからSNSの考察界隈では、社長でもあるターボーや、教え子の保護者なら先生と同じくらいの年齢とみて週刊アポロの編集長が怪しいとされています。

犯人はターボー?ターボー別人説

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SNSでは、第3話でターボーが襲撃にあった場面も、キングに知らせるように都合よくガラスの破片が落ちてきたとか、巨大なガラス板が落ちる際にターボーがすでに知っているかのように頭上を見ていて助かったから、ターボーも犯人側なのではないかという情報もあります。

第4話で虫の抜け殻集めについて、キングやちょんまげとのやりとりで、自分のことなのに収集していた虫の抜け殻を記憶違いしていたことや、小学生の頃と大人になってからで利き手が“左→右”に変わっていること。グラウンドで撮った集合写真と卒業アルバムに載っているターボーの服装が違う件などから、そもそも、ターボーは兄弟か双子のもう一人と入れ替わっていて、別人ではないかとも言われています。

このほかにも、第3話でキングがまじまじと見つめていたテレビニュースの東京湾での身元不明の男性の水死体は本物のターボーで、7人目とされる人物と入れ替わっているのではないか、とも考察されています。

その根拠として、同窓会&連続殺人が動き出すタイミングで“ぴったり”日本に帰国していることや園子の採った情報から「裏では黒い噂が絶えない、目的のためには手段を選ばない、たとえそれが法に触れる方法だとしても…」とターボーがかなり悪い人物として噂されているにもかかわらず、作中ではその実態については、まだ何も描写されていません。

ドラマ冒頭や作中では薬物がらみの描写が断続的に現れたり、かなり大きな闇(組織)が背後にあるのかもしれないと想像できます。そうだとすると、海外まで拠点を広げている会社の社長であるターボーが関係し、別人がターボー(小山)を名乗って、あるいは別人に入れ替わっていなくても、一度は絶交までしたキングやその仲間たちに悪意を持って近づいても、これだけ曖昧な記憶の中では、誰も気づけないということになるのでしょうか。

東雲やイマクニ組も怪しい?

単独犯説だけでなく、複数犯説も根強く囁かれています。その中で疑われているのが、スナック〈イマクニ〉のマスター今國や、そのスナックの常連客の宇都見、園子の同僚の東雲です。

この3人は、タイムカプセルの同級生とは直接関係のない役どころですが、ドラマの公式サイトではキングや園子と同年齢の設定で、番宣ポスターにも子供の頃の写真を持っている描写があるので、後々、同級生と関わりがあるのでは?と噂されています。

スナック〈イマクニ〉マスター

「22年も経ってから事件が起きた」という不自然さを解消する説として、「最近になって同級生から過去のいじめの話を聞いた大人が、何らかの理由で復讐を代行・利用している」という考察があります。

第6話ではスナック〈イマクニ〉の店内にある、天気や宇宙、飛行機の小学生向け図鑑が「博士」もしくは、ターボーのなりすまし説となり、同じく店内に置いてあった赤い傘と並ぶ黒い傘が、ニコちゃん殺害時の犯人の「黒い傘」なのでは?と意味深なアイテムとして考察されています。

第3話でも、イマクニ店内でのキングと今國の会話で、キングが帰国して久々に再会したターボーについて話すシーンがあるが、子供の頃に毎日遊ぶ親友だったが、些細なことで絶交してしまったと話した際に、今國は「親友かぁ」と言いながら、とても意味深な表情を見せています。今國は、先にも述べた不審な点の多いターボーの裏の顔を知っているのでしょうか。

東雲の存在

第1話で武田(貧ちゃん)の「夢」を、すでに知っていたそぶりを見せた東雲も、初期から怪しい人物としてリストアップされています。

第6話では、初めてスナック〈イマクニ〉に訪れたような様子に見せていましたが、店員の丸藤萌歌がInstagramで「姉がたまーに飲みきてくれるんだよね」と投稿。SNSでは、この姉が東雲で今國とつながりがあるという説もあります。(これに関しては、最近になって夢の絵のビデオ動画のなかで、同級生の一人、川端かれんちゃんが妹と弟と、もう一人妹がいると語っていて、丸藤の言っている姉は川端かれんちゃんのことかもしれないとも言われています。)

また、常に園子にを気にかけ、近くで守っている同僚として描かれている姿が、東雲がもう一人の「ドの子」だからではないかとも言われています。

警察の宇都見は犯人か誰かの協力者?

スナック〈イマクニ〉の常連であり、刑事でもある宇都見(木村昴)も、非常に怪しい動き・言動を見せています。

彼は刑事という立場でありながら、同級生たちの事件に深く関与しています。考察界隈では、「宇都見が真犯人(あるいは黒幕)で、警察の情報を利用して完全犯罪を目論んでいる」という説や、「黒幕は別におり、宇都見は実行犯、あるいは証拠隠滅を手伝う協力者」という説が出ています。

特に、第9話の予告で、第5話で大谷先生を迎えに来た黒いワンボックスカーと同じと思われる車両が警察敷地内の駐車場にパトカーとともに停められている映像があり、宇都見が黒幕であることを補強する材料となっています。

キングの妻役の意外な経歴から真犯人の有力候補!?

キングの妻役の女優・徳永えりさんは、過去の作品でも『オクトー』『らせんの迷宮』『ブラッディ・マンデイ』などで、視聴者想定外の犯人側・加害者側を演じ、『アンサング・シンデレラ』『フルーツ宅配便』『恋のツキ』『明日はもっと、いい日になる』などでは「追い詰められた/壊れかけた女性」という難役を、鬼気迫る・生々しい表現で見事に演じた実績がある注目女優です。

その“闇を抱えた女”のイメージと、「日テレサスペンスで犯人ゲスト経験あり」という前歴が、『良いこと悪いこと』における真犯人候補としての説得力を高めています。

公式サイトでは「2歳上の妻」と明記され、同級生側とは無関係と見せていますが、第4話でカンタロー死亡後の“意味ありげな表情”や「明日、早番だから…」というセリフから医療関係者では?との声があり、過去作品からの最後の最後で狂気的に激変する実は犯人の看護師役を思い出させるところが、またヤバい役なのでは?と連想させています。現に、彼女が想定外の犯人役で出演した、『ブラッディ・マンデイ』での呼び名は「K(キング)」でした。

また、第8話でもキングとの馴れ初めで、「良い親になってくれそうだったから。」と語っているところや、娘の「花音(かのん)」という名前からも、後述でも出ている「もう一人のドの子=瀬戸紫苑」の姉で、同じ児童養護施設で育ったため、自分の娘にピアノ曲にまつわる名前を付け、自身が親の愛情を知らないがゆえに、このセリフが出たのではないかと言われ、そうだとしたらやはり犯人候補にもなり得るとされています。

というな消えた同級生は誰?夢の絵を持つ回想シーンの謎

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  • 消えたクラスメイトの存在とは?
  • 森くん=博士=7人目?は真犯人なのか?
  • もう1人の「ドの子」の真相とは?
  • 同級生たちの夢の絵が真犯人へつながっている?
  • ドラマと漫画版の描写の細かい違いからのヒント
  • 物語の今後の展開

7人目=博士の実態と「もう一人のドの子」と東雲・今國は関係がある?

SNSのドラマ考察勢の間では、「このクラスは当初30人いたのに、卒業アルバムでは29人になっている」という指摘があります。それは、第7話以降で、途中で転校したとされる「森くん=博士=7人目」であり、キングの娘の花音の担任の先生ではないか、ということが濃厚になってきました。しかし作中での犯行の動機がはっきりしていないので、真犯人ではないのではとも言われています。

ドラマのコミカライズ版の漫画では、夢の絵の封筒の一つに「岡本健吾」という男の子の名前がしっかり描かれています。ドラマの方では、ティザーPR動画にその名が出ていて、突如消えた謎の同級生だと言われていましたが、森くんの登場により、5年生のときの同級生だからではないかと明らかにされていません。

最終章に入り、第8話で、「もう一人のドの子=瀬戸紫苑」の存在が明らかになりました。ドの子は東雲ではないかという説もあますが、ちょんまげが園子のことを「ドの子ちゃん」(字幕表記)と呼び、瀬戸紫苑の方だと認識していたことから、ドの子は生きていたということになり、後述の理由からも、その説は否定されつつあります。しかしながら、東雲は本編でもやや不可解な行動が多く、6人の過去を知っているようなそぶりを見せる一方で、自分の子ども時代についてはほとんど語らないので、もう一人のドの子と何らかの関わりがあると推測されています。

重要なヒントが隠されているとされる最新のオープニング映像では、墓石のようなひし形のオブジェが並んだ映像が流れ、その場所は第4話でキングがカンタローと電話していたときの仕事先でもあり、そこに映る建物が公式サイトにある東雲と今國の小学時代の写真の背景と一致すると話題です。

このことからメタ考察で、東雲と今國、もう一人のドの子は、同じ児童養護施設で兄弟のよう幼少期を一緒に過ごしていたとしたら、同じ仲間のいじめの被害による犯行動機にも繋がってくるのではないかとされています。

その理由の一つとして、「もう一人のドの子=東雲ではない」という説にもつながるのですが、、第1話のオープニング映像で、6年1組にはいないであろう女の子が二人で笑い合っている映像があり、それがドの子と東雲の幼少期の姿では?と言われているからです。

ほかの考察では、スナック・イマクニ店内に置いてあった小学生用の図鑑で同じものが2冊あることから、この児童養護施設が最近になって取り壊されることになったため、今國が施設内の物品を引き取ったからでは?その施設の工事をキングの会社が請け負うことになったのでは?と考察されています。そこからさらに、キングがイマクニへ通うようになった問題の6か月前にキングと今國をつなぐ何かがあり、この工事に至ったとなれば、やはり今國もしくは、東雲が怪しいのかとも思ってしまいます。

カンタロー連れ去りと「医者」の夢の絵を持つ子の謎とは?

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第4話でカンタローがキングに電話をかけ、容態について「あとで先生(医者)が説明に来る」と意味ありげなことを言った直後に何者かに消される場面がありました。このタイミングから、「担当医に扮して何者かがカンタローを連れ去ったのでは?」、「病室からカンタローを連れ出せるのは病院関係者じゃないと不自然」、「大谷先生は真犯人に協力するために病院にいたのか?」という意見が一気に増えました。

ここに絡めて疑わしいとされているのが、黒板の前で夢の絵を持って順番に自分の夢について語るビデオ映像で、1人だけ「医者」(平川隆史くん)の夢を掲げていた男の子がいます。この子は、ドラマ公式サイトの動画の中の大谷先生とのやりとりで、父親も医者だから、その影響で将来の夢が医者と語っています。

さらに4話のラストで、警察がホワイトボードにクラス全員の現在の写真を並べているシーンがあり、そこに「平川隆史」という名前で、スカートのような衣装を着ている人物が写っていました。男の子だけど女の子っぽい見た目で、当時キングたちにからかわれたり、恨みを持たれるようないじめを受けていたのでは?とつなげています。

つまり、小学校の頃の夢の絵が表す現在の姿と、当時クラスで浮いていた存在(トランスジェンダー)への偏見が、22年後の復讐動機で一本線になるという見立てです。岡本健吾=東雲説とは別軸ですが、どちらも「男の子なのに女の子っぽい/周囲にからかわれていた」子が、園子とは違う“もう一つの被害の記憶”を持っていたのではないかという点で共通していて、さまざまな考察としてザワつかせています。

ちなみに、大谷先生が同級生たちに夢の絵の内容をインタビューしているビデオ動画から、昆虫博士になるのが夢である堀遼太くんが、セミの抜け殻を100個集めていたと語っているので、キングやターボー、ちょんまげの言っていたセミの抜け殻を机の中に入れていた子は、この堀くんかもしれません。堀くんは、卒業アルバムの校庭での6年1組の集合写真で、先の医者になるのが夢の平川隆史くんと仲良さそうに映っています。この堀くんも「博士」なのかが気になるところです。

「博士=森くん=7人目」が事件の鍵をにぎっている?

SNS上では、第7話あたりから、「博士=森くん=7人目」であることが明確になってきて、キングの娘の花音の担任の森先生では?と考察されています。でも、ちょんまげ以外のキングやターボー、そのほかのメンバーが誰一人として、明らかに7人目の仲間である森くんの存在を完全に忘れていたのは、いじめよりもあまりにひどいのでは?と言われています。

ちょんまげの6人分の宿題を1人でさせる扱いも結構ひどい、というコメントも多いようです。もしかしたら、キングたち6人のいじめは園子だけでなく、かなり前から行われ、次第にエスカレートしていき、ちょんまげの言っていた利用価値のある友達以外は除外し、6人から被害を受けていた子がほかにも存在していた。でも6人は加害者だと自覚していない。曖昧な都合の悪いことは覚えていない。

一連の犯行は、この6人から都合よく利用されいじめを受けていた、記憶の片隅にいるような複数のクラスメイトの犯行で、同級生の中に、亡くなる子やそれに近い子もいたとしたら。園子は自分の努力で人生を好転させてきたが、ほかのいじめの被害者たちはこの6人によって人生を狂わされたと思い、罪に問われない6人を恨み続けているとしたら、起こり得る事件なのかもしれません。

漫画版の園子のセリフの中にも「いじめられた私たちは、忘れることはないんですよ」と言っている。犯人は、「6人+園子」以外のいじめを受けたり、それを良く思っていないドラマ相関図にも載っていないような多数の同級生たちなのかもしれません。そうなのだとしたら、殺意を抱かせるほど闇深い出来事がこのクラスで起きていたのだと思われます。

ただやはり、なぜ22年も経った今なのか?なぜ園子はいじめの被害者という過去がありながらタイムカプセル掘り起こしと同窓会に参加したのか?という根本的な理由が未だ回収されていません。

いじめの被害者やその関係者による復讐がもとでの犯行という意味では、委員長(小林紗季)回のときにすでに描かれています。このドラマの中では、貧ちゃんの薬剤師や週刊アポロの編集長、森先生=博士も、謎の薬のようなものを常用しているような映像があり、ほかにも先に述べた薬物がらみや、ネグレクト、トランスジェンダーなど様々な社会問題が見え隠れしています。もっと違う真実や視聴者をあっと言わせる犯行動機が隠されているのかもしれません。

参考:ドラマ考察 トケル orz

ドラマと漫画版の描写の細かい違いからのヒント

ドラマとコミカライズされた漫画版では描写に微妙な違いがあり、「漫画版にだけ描かれている描写こそが真実(=犯人のヒント)ではないか」と考察系YouTuberなどによって指摘されています。

例えば、先にものべた漫画版の園子セリフの主語が「私たち」といじめの被害者は他にもいる設定で語られていたり、漫画版では、「岡本健吾」の夢の絵の封筒もはっきりと描写され、ドラマでは不透明なその存在が明らかになっています。

コミカライズの公式発表では「ドラマを忠実に再現しつつ、心理描写を加える」とされていますが、実際に比べてみて、考察を楽しむ方法もありかもしれません。

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物語の今後の展開

第7話では、森のくまさんの替え歌通り、「ちょんまげ」こと羽立太輔(森優作)が襲われてしまいました。

公式の予告によれば、第9話以降でターボーが狙われ、着々と替え歌の最後のキングが狙われていくのではないかということを強く示唆しています。

また先に述べたように、毎回ちがった映像の中に考察ヒントが隠されているのでは?とされるオープニング映像では、博士の姿だけでなく、第8話で新たに分かった「瀬戸紫苑=ドの子」の姿もはっきりと映し出されてきました。

第6話の委員長が言っていた、「キングが助けた犬」の話も過去の出来事や「瀬戸紫苑=ドの子」の存在に大きくかかわってくるようです。

そんなオープニング映像にも目が離せません。

最終章の展開予想(考察ベース)

多くの考察サイトでは、全10話構成と予想されています。その場合、以下のような流れが考えられます。

  • 第7〜8話: 「7人目」「博士」「ドの子」の存在が明確になり、5人目6人目の犠牲者が出る。「外部の協力者」が実行犯として浮上する。
  • 第9〜10話: 実行犯の背後にいた真の黒幕(首謀者)が判明し、22年越しの動機がついに語られる。

総括

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  • 物語はタイムカプセルの「塗りつぶされた6人」から始まる
  • 6人は過去のいじめ加害者グループだった
  • 事件は「夢の絵」と「替え歌」による見立て殺人
  • 主題歌ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」も考察のヒント
  • ドラマ作品に原作はないが漫画(コミカライズ)版は電子書籍で配信中
  • BookLive!などで第1話無料キャンペーンが実施されることも
  • 殺された大谷先生と犯人とのやり取りから絞られる候補
  • ターボーの怪しい行動から別人説が考察されている
  • 刑事の宇都見やスナックの今國も協力者として怪しい
  • 園子の同僚、東雲の不可解な行動と同級生との関係
  • キングの妻役の女優の過去作品から犯人適役候補として浮上
  • 夢の絵を持つ回想シーンに真犯人へ導くヒントが隠されている
  • 「医者」の夢の絵の男の子と同級生の夢の絵の伏線
  • セミの抜け殻を集めていたのは昆虫博士になるのが夢である堀くん
  • 襲われたちょんまげと「博士=森くん=7人目」の関係
  • 記憶の中に存在しない同級生がいるのは小学校時代の過ちが関係している
  • ドラマと漫画版では描写に細かい違いがあり、それがヒントの可能性も
  • 今後ドの子の正体と一連の事件との関係が明らかになり真犯人へ繋がる急展開予想

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